菊花展島根県知事賞「扇の舞」~復興への願い~

創作花壇「扇の舞」 の制作にあたって
今年の3月11日、日本国民全員が忘れることのできない未曽有の大惨事「東日本大震災」が起こりました。 そして日本全体が悲しみに覆われました。
私は毎年様々な菊作りに挑戦しておりますが、先の震災を目の当たりにし、 今年は菊を作っていて本当に良いのだろうか、菊作りの他にしなければならないことがあるのではないか、と悩み続けておりました。
そのような中で私にできることと言えば菊作りだと改めて感じました。 「同じ菊を作るのであれば誰が見ても元気が出てくるような菊を作ろう」と決心し、様々なアイデアを練っておりましたが「扇」 の持つ不思議なパワーに気付きました。古来より扇は舞踊や能など伝統芸能で用いられる他にも、元気を引き出す「鼓舞」 の象徴として用いられてきました。
「これだ!鼓舞の扇に日本の元気の源である富士を描こう」と決心し8カ月の間毎日制作に取り組みました。
「生きる絵画:扇の舞」をご覧いただきまして、少しでも皆様に元気や活力をお届けできれば幸いです。
大社菊の会
辻井 宏
